子宮頸がんワクチン
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の入口部分(子宮頸部)にできるがんです。
主な原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染で、罹患者は20歳代から増え始め若い世代で発症する割合が高い傾向にあります。
HPVワクチンの接種で8割~9割の感染予防が期待できます。
HPVワクチンとは
HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を予防するためのワクチンです。HPVには多くの種類があり、その中でも子宮頸がんを引き起こす高リスク型(特に16型、18型)に対する予防効果があります。
HPVワクチン定期接種の対象者
2013年度よりHPVワクチンが定期接種となりました。
小学6年生~高校1年生の女性が対象となります。
HPVワクチンは初めてヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することを予防するためのワクチンです。そのため初めて感染する前に投与する必要があります。また、ヒトパピローマウイルスへの感染経路はほぼすべて性交渉であるため、初めての性交渉の前に予防接種を受ける必要があります。
<HPVワクチンのキャッチアップ接種について>
以下2つを満たす方は、2026年3月31日まで残りの接種回数も公費で接種可能です。
・1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性
・2022年4月~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
任意接種とはなりますが、定期接種の対象者以外でもHPVワクチンの接種は可能です。
接種費用:28,000円(税込)/回
当院のHPVワクチン
当院では、以下のHPVワクチンを取り扱っています。
・シルガード(9価)
90%の子宮頸がん(16、18、31、33、45、52、58型)、尖圭コンジローマ(6、11型)などのヒトパピローマウイルス感染症を予防します。
初回接種が15歳未満の場合は2回または3回接種。15歳以上の場合は3回接種。
男性も接種が可能です。(任意接種のため接種費用28,000円(税込)/回をご負担いただきます)
ワクチンの効果と副反応
<効果>
HPVワクチンは高い予防効果があり、接種後数年から10年以上に渡りヒトパピローマウイルスへの感染や子宮頸がんのリスクを大幅に減少させることが実証されています。
<副反応>
注射部位の痛みや腫れ、発熱、倦怠感などの軽度な症状があらわれることがあります。通常は数日程度で治まりますが、長く続く場合は当院までご相談ください。
また、まれに重いアレルギー症状や神経系の症状があらわれることがあります。もし異常を感じた場合は、すぐにご相談ください。
注意事項
体調の悪い日の接種は避けましょう。
接種当日に37.5℃以上の発熱がある、明らかな急性症状がある場合は接種できません。予約の変更を承りますのでご連絡ください。
アレルギーや持病がある場合は事前にご相談ください。
過去に予防接種においてアレルギー症状などの体調不良を起こしたことがある場合も事前にご相談ください。
接種当日は激しい運動は避けましょう。
運動により体温が上昇すると副反応を起こしたり、悪化させたりする可能性があります。
接種後30分程度は体調の変化がないか注意し、その後も安静に過ごしましょう。 当院では1回目のみ、接種後院内で30分経過観察してから帰宅していただいております。
子宮頸がんは検診では見つかりにくいがんの1つです。
予防が大切になるため、当院では子宮頸がん予防のためのHPVワクチン接種をおすすめしています。
小学6年生になったらHPVワクチンの接種をご検討ください。
ワクチンや副反応についての情報がたくさんあるからこそ、悩まれる保護者さまもおられると思います。
納得いただいた上で安心して予防接種を受けていただけるように、HPVワクチンや子宮頸がんについて丁寧にご説明いたします。
少しでもご不明な点や気になる点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
