インフルエンザ
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスへの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。多くは冬季に流行し、3月から4月にかけて終息していきます。発熱や全身の関節痛、倦怠感といった症状が短期間で強く現れるため早めの対処が大切です。
インフルエンザの原因
インフルエンザウイルスにはいくつか型があり、ヒトが感染し流行を引き起こすのは主にA型とB型です。
感染経路は飛沫感染が中心で、咳やくしゃみによって飛び散った菌を吸い込むことによって感染します。特に小さなお子さまは鼻水や咳などの症状が早く現れるため、こまめな手洗いや換気を行い家庭内感染を防ぎましょう。
インフルエンザの主な症状
・突然の高熱
・強い全身の痛み
・喉の痛み
・頭痛
・倦怠感
・鼻水や鼻づまり
・吐き気、嘔吐
・下痢
風邪と似た症状が多いですが、急激に症状が現れるのがインフルエンザの特徴です。
一般的にA型は高熱や全身の痛みの症状が強い場合が多く、B型は腹痛や下痢などの消化器症状が強い場合が多い傾向があります。
A型は12月~2月、B型は2~4月に流行が見られます。急な発熱や倦怠感、消化器症状などが見られる場合は早めに小児科を受診しましょう。
また、高熱により突然起き上がって走ったり、窓から外に出ようとしたりするなどの異常行動が見られる場合があります。
事故に繋がる危険性もあるため、発熱時はお子さまから目を離さないようにご注意ください。
呼びかけに反応しない、会話ができないなどの症状がある場合はすぐに医療機関へ連絡してください。
インフルエンザの検査
当院では、迅速検査を用いてインフルエンザの有無を短時間で判断します。検査結果は10分程度で判定でき、症状とあわせて治療を行います。
発熱から24時間以上経過してからが正確な検査結果が得られることが多いですが、周囲の感染状況なども併せて判断しますので、まずはご相談ください。
インフルエンザの治療
抗インフルエンザ薬の投与
発症後48時間以内に投与することで重症化を抑える効果が期待されます。
年齢や体重などを踏まえ、適切な薬剤と用量を処方します。
脱水症状を引き起こさないようにこまめに水分補給を行いましょう。
頭痛や喉の痛み以外に、胸部の苦しさ、呼吸が速い、顔色が悪い、ぐずりや眠気の強さが増すなどの変化があれば、すぐに受診してください。
ご家庭で気を付けること
発熱で脱水が生じやすいので、こまめな水分補給を心掛けてください。食欲がない場合は無理に食べさせる必要はありません。食欲が戻り次第、消化が良く喉に優しいものから与えましょう。
また、部屋の換気を適度に行い、乾燥を避けるため室内の湿度を40〜60%程度に保つと良いとされています。
家庭内感染を防ぐために、家族全員の手洗い・うがい・咳エチケットを徹底しましょう。タオルや食器の共有を避け、こまめに消毒することが大切です。
登園・登校については、学校保健安全法により
発熱した日を0日として、発症した後5日を経過し、
かつ解熱したあと2日(乳幼児は3日)を経過してから
と登園・登校基準が定められています。
インフルエンザは早期の診断と適切な治療、家庭での適切なケアによって重症化を防ぐことが可能です。発熱や全身の痛み、倦怠感などの症状がみられたら、早めに小児科を受診してください。
また、インフルエンザはワクチンで発症や重症化を防ぐことができます。生後6か月から接種可能ですので、毎年の接種をおすすめいたします。
