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溶連菌感染症

溶連菌感染症とは

溶連菌感染症はのどや扁桃に感染する細菌性の病気です。
主な原因となるのはA群β溶血性連鎖球菌という細菌です。発熱やのどの痛みが主な症状で、主に5月~6月(春から初夏)、11月~3月(冬)の2シーズンあります。

学校や保育園などお子さま同士で感染が拡がりやすいだけでなく、家族間など大人へも感染する可能性があります。
風邪に似た症状ですが、のどの痛みや突然の発熱があれば早めに小児科を受診しましょう。

 

溶連菌感染症の原因

A群β溶血性連鎖球菌という細菌が原因です。
主な感染経路はせきやくしゃみによって飛び散った菌を吸い込むことによって感染する飛沫感染と、菌のついたタオルやおもちゃなどを触ることによって感染する接触感染です。
のどの粘膜に感染して症状を引き起こしますが、扁桃腺の周りにも炎症が及ぶことがあります。
一度感染しても繰り返し感染する可能性があるため、症状が治まったあとも手洗いやマスクの着用など基本的な感染症対策を続けましょう。

 

溶連菌感染症の主な症状

・のどの痛み、飲み込みづらさ

・38℃以上の発熱

・扁桃腺の腫れや白い付着物が見られる

・舌の表面が苺のように赤くなる(イチゴ舌)

・発疹

・頭痛

・倦怠感

・嘔吐、腹痛

 

潜伏期間は2~5日です。感染後潜伏期間を経て上記のような症状が現れます。
発熱やのどの痛みなど風邪と似た症状ですが、咳や鼻水の症状が現れることは少ないという特徴があります。
お子さまがのどの強い痛みや飲み込みづらさを訴えている場合は、早めに小児科を受診しましょう。

 

溶連菌感染症の治療

溶連菌感染症の原因は細菌のため抗生物質治療が有効です。
症状が改善されても、医師の指示通り処方された薬を飲み切るまで、規定の期間・回数をきちんと服用してください。
解熱鎮痛剤など症状に応じて対症療法を併用することもあります。

<合併症のリスク>

急性糸球体腎炎、リウマチ熱などの合併症を起こす可能性があります。
合併症を防ぐためにも処方された抗生物質は最後まで飲み切りましょう。
急性糸球体腎炎は溶連菌感染症にかかってから1~3週間後に発症する可能性があるため、当院では溶連菌感染症の症状が落ち着いてから3週間程度経ってから尿検査を行っています。

 

ご家庭で気を付けること

予防には基本的な感染症対策が有効です。食事前やトイレの後、帰宅後には丁寧に手を洗い、外出時にはマスクを着用しましょう。
感染後は体力の回復を優先し、睡眠と栄養のある食事を確保しましょう。
のどの痛みが強く食欲がない場合は無理に食べさせる必要はありませんが、水分はこまめに与えるようにしましょう。
数日抗生物質を服用すると症状は改善されますが、処方された日数分を飲み切らないと再度症状が現れたり合併症を引き起こしたりするため、必ず最後まで飲み切ることが大切です。

溶連菌感染症は学校保健安全法で「第三種学校伝染病」に指定されております。相模原市では集団生活再開には「登園・登校許可書」が必要です。

 

溶連菌感染症は適切な治療をしないと重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。
38℃以上の発熱、強いのどの痛み、舌が赤くなっているなどの症状があれば、早めに小児科を受診しましょう。

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